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「お待たせしました」を英語で言うと? ネイティブのニュアンスを知ろう

待たせられる

「お待たせしました」を言う場面として次のようなことが考えられます。

① レストランでお客様に席をご案内する時に言う「お待たせしました」
② 友人との待ち合わせに遅れた時に言う「お待たせしました」
③ ビジネスなどで予定が遅延している時に言う「お待たせしています」

「準備ができました」の意味で使う場合

レストランの店員さんがお客に料理を運んでくる時、セミナー会場で本番の講演が始まる時など、「用意ができました」というニュアンスを伝える時のオススメフレーズはこれ。

“Thank you for waiting.”

会話例

A: “Thank you for waiting. Your table is ready now. Right this way, please.”
「お客様、お待たせしました。お席の準備が整いました。ご案内します。」
B: “Thank you.”
「ありがとう。」

解説

“Thank you for waiting.”は、お客様をどこかにご案内する際にお待たせしていた場合、電話口で保留にしてお待たせしていた場合などに使われます。

(例)
“Thank you for waiting. I’ll show you to Mr. Yamamoto’s office now.”
「お待たせしました。山本の席までご案内します。」

「待たせちゃってごめんね」と友達などに謝る場合

友人と待ち合わせをしていてちょっと遅れた場合などのオススメフレーズはこれ。

“(I’m) Sorry I kept you waiting.”

会話例

A: “Sorry I kept you waiting. The train was running late.”
「お待たせ!ごめんね、電車が遅れちゃって。」
B: “That’s okay. I just got here.”
「大丈夫、私もちょっと前に着いたばかりだよ。」

解説

このフレーズはとてもよく使われるフレーズで、例えば友人と待ち合わせしている時などに利用できます。

謝罪の強さを調整するために、“sorry”の前に“I am”をつけたりつけなかったりします。“I am”をつけると謝罪の度合いが増します。

ちょっとの遅れだったら ”Sorry I kept you waiting.”、とても遅れたら ”I’m Sorry I kept you waiting.”というような使い分けです。ただ、個人の主観によるのでそれほど厳密ではありません。

“I’m sorry I kept you waiting.” と “I’m sorry to keep you waiting.” の違いは注意して下さい。

前者は待ち合わせ場所に着いた時に使うフレーズ。後者はまだ着いていない時に使うフレーズです。例えば、遅れることをあらかじめ電話で伝える場合などです。

その他の使い方例
  • “It looks like the trains have stopped. I’m sorry to keep you waiting! Go ahead and go to the restaurant first.”
    「電車が遅れているみたい。待たせちゃってごめんね。先にレストランに行ってて。」

ビジネスで遅延をお詫びする場合

ビジネスなどの場できちんとお詫びする時のオススメのフレーズはこれ。

“I apologize for the delay.”

会話例

A: “How’s the task I asked you to do yesterday coming along?”
「昨日お願いした件、どうなっていますか?」
B: “I apologize for the delay. I’ll try to get back to you about it by the end of the day.”
「お待たせしていて申し訳ありません。本日中にはご回答するようにします。」

解説

このフレーズは最もフォーマルで、ビジネスにおいてきちんと謝罪したい時に使われます。

“Thank you for waiting.” との違いに注目しましょう。“Thank you for waiting.” は待ってもらっていることに対して「感謝」をしています。相手の要求を満たす前に待ってもらっている場合などに使います。

“I apologize for the delay.” は、待ってもらっていることに対して、謝罪することに重きを置いています。「待たせてしまった」というニュアンスです。

その他の使い方例
  • “It seems it will take a little time to cook your steak. I’ll bring it out as soon as it’s finished. I apologize for the delay.”
    「ステーキをお出しするのに少しお時間がかかります。でき次第、すぐにお持ち致します。お待たせしていて申し訳ありません。」

文法のワンポイントアドバイス

“apologize”と “sorry”の文法的な違い

apologize

“apologize”に目的語を置きたい場合は、前置詞forを使います。forの後ろは動名詞もしくは名詞になります。

I apologize for + 動名詞 / 名詞

“I apologize for being late.”
“I apologize for the delay.”

sorry

Sorryは次の3つの型があります。

I’m sorry to 動詞
I’m sorry for/about 名詞 / 動名詞
I’m sorry (that) SVO

“I’m sorry to call you so late at night.”
“I’m sorry for/about calling so late at night.”
“I’m sorry that I called you so late at night.”

アドバンス

“apologize”と”sorry”のニュアンスの違い

“I apologize.”はきちんとした謝罪を示したい時に使います。通常はビジネスでスタッフとお客様の間で使われます。

“I’m sorry.” は個人間で日常的に使われます。“I apologize.” に比べるといくぶんフォーマル感は落ちます。

しかし大事なのは, これらのルールは厳格ではないということです。例えば、レストランのスタッフがお客様に謝罪をする場合でも、フレンドリーに見せたいなどの理由で“I’m sorry.” もしくは “Sorry.”を使うことはあります。

逆に、親しい友達であっても、もしひどいことをしてしまった場合は、“I apologize.”を使って、きちんと謝罪している気持ちを表現します。

日本でもそうだと思いますが、英語においても相手が誰かということだけでなく、状況によって使い分けをします。

 Summer Rane (この記事の監修者) 

summer シアトル出身。早稲田大学卒業。笑っていいとも発音王への出演実績。現在Stanford University PhD candidate
 著書 ネイティブに笑われないクールイングリッシュ(impress QuickBooks)


 

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