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1.62017
“please”は丁寧な言い方ではない!?ネイティブの丁寧語を理解しよう
“Please + 動詞” は命令形であることを理解しよう
あなたは英語で何かをお願いするときに、”Please ~.” という言い方をすることはありませんか?日本人の方は”please”病とも思えるほど、何にでも”please”を使う習慣があるように感じます。
恐らく丁寧に物事をお願いしたいという気持ちからだと思いますが、実はその思いと反対に、”Please ~.” という言い方がネイティブにとっては失礼に感じるケースがあります。
それは”Please + 動詞”のパターンです。
これは”please”を使って丁寧にしているつもりでも、文法構造は命令形になっているため、ぶしつけな印象になるのです。例えば次のような言い方です。
”I’m lost. Please tell me how to get to the station.”
「迷ってしまいました。駅までの道を教えて下さい。」と言いたいのだと思いますが、命令形のため失礼な印象を受けてしまいます。
文法構造をわかりやすくするため、このフレーズから’please’を取ってみます。
”Tell me how to get to the station.”
“please”を付けても命令形であるため、どうしても上から目線な印象です。
丁寧な言い方をするには、”Could you ~?” もしくは “Would you ~?” を使って次のように言いましょう。
“Could you tell me how to get to the station?”
“Would you tell me how to get to the station?”
さらに礼儀正しい言い方を学んでみよう
英語には日本の敬語のようなものはないという言われ方をすることがありますが、英語にも丁寧な言い回しはあります。それは本論に入る前にクッションの言葉を入れることです。(日本語でも同様ですよね?)
例えば、見知らぬ人に道を聞くようなときには次のような言い方をすると感じがよいでしょう。
”Excuse me, but I’m lost. Could you tell me how to get to the station?”
「すみません、迷ってしまいました。駅への道のりを教えていただけませんか?」
”Excuse me, but I’m lost.” が本論に入る前のクッション言葉です。このように聞けば ”Okay turn left and go ahead…” など気さくにこたえてくれるでしょう。
初対面の人に話しかける場合には丁寧な英語を心がけましょう。もちろん雰囲気も大切です。ぶっきらぼうな聞き方をすると相手に不愉快な思いをさせてしまいます。